主君の太陽14話 前半
思い出しそうで、思い出せないチュ君の眉間のシワもますます深くなる今日この頃。
そのシワ、人差し指でスリスリしてあげたいです。
ではでは、14話前半ーーー!
あーー時間かかった。
チュ君:お前がテ嬢か?
テ嬢:私を覚えていないのに、ここへどうして来たんですか?
チュ君:俺はお前が誰か知らんが、何だか、とても重要な人のような気がして。お前は俺のなんだ?
テ嬢:何かとても期待して来られたようですが、見ての通りに簡単に考えてください。私はお金のない貧乏な女で、あなたはお金が一杯の立派な社長。私が何なんですか?
チュ君:お前が俺がとても特別な人だといって騒ぎまわっていたそうだが。俺がお前にとって、何が、どうして、どのように特別なんだ?
テ嬢:行き暮れた時にあたなの車に乗り込んだの。キングダムの社長だって。どうやってでも捕まえなきゃって、アルバイトで入って追いかけたわ。私が孤独で寂しそうだから、あなたは私を受け入れはじめたわ。辛い時は助けてくれて、就職もさせてくれて、ホテルでもイベントもしてくれた。そうやって、あなたは私に特別な人になったわ。あなたは。
チュ君:俺がそんなお前をずっと側において置いたと?そんなはずはない。もしかして、この建物はお前のものか?
テ嬢:こんな所に住むなって家も買って、車も買ってやるって、そういえば、おしゃってましたよ。
チュ君:俺が?!その冗談は相当不愉快だな。お前はコシテルに住むキャンディ。俺は金持ちのカモじゃないか。そんなに刺激的でもない女と遊んでたと?俺が?
テ嬢:私が並はずれた六感を繰り出したから
チュ君:お前は、どこを発してみても肉感(六感)はない
テ嬢:おちたわよ。苦労してひっついてたんだし、簡単に離れる考えはなかったけど、あなたが私といて怪我をしたのが申し訳なくて、そちらと離れることにしたんです。通帳にいっぱいにしてくれたお金は、手切れ金だと思って使わせてもらいます。これまでありがとうございました。さようなら。
チュ君:それが本当に全部か?いいだろう。そんな遊びの仲なら、もう一度抱いてみよう。そうすればお前が何だったのか?答えが出るだろう。
テ嬢:私に手を出さないで。終りだって言ったでしょ?
チュ君:そういう関係の終りは、そっちからではなく、こちらから言うもんなんだ。何?つきまとってたやつを側に置いてやっただと?通帳を見ればお前がいくらなのか、すぐに計算がつくが、俺は・・・それが全てじゃない。
記憶がない間、とてもたくさんの事が変わっていた。困惑しているが・・・嫌ではないんだ。もしかして、それはお前のせいなのか?俺はとても大きなものを失くしてしまったようだ。それが、お前にあるのか?
テ嬢:ここに置いてある物があるわ。待ってください。お返しします。
(回想)
チュ君:ビールを頼む。ほら見てみろ、こうしたら場所ができるだろ
テ嬢:持って帰ってください。あなたが私に残していったものはこれが全部よ。簡単に離れる女になってくれっておしゃってましたよ。私もそう思ってますから、帰ってください。
チュ君:本当にこんなものを飲んで、おまえと遊んだのか?そうか、たかがこんな物でよかった。ありがたいな、離れてくれて、そして返してくれて。
テ嬢:もう二度とこないで。
チュ君宅にて
チュ君:テ・ゴンシル・・・あの女の名前、テ・ゴンシルと言っていました。知ってるでしょ?
副社長:お前!?思い出したのか?
チュ君:私の記憶はなく、キム室長は休暇中ですから、いつでも私のことを見てる副社長の記憶を報告してください。私はあの女と遊んでいたんですか?
副社長:あまりにもうわさが広まって、わかる話だから大人の私が見聞きした事を伝えよう。チュ社長、君はずいぶん行ったぞ。
チュ君:つづけて、つづけて
副社長:君も最初はカジュアルに考えていたよだが
(回想)
チュ君:意味のないスキンシップだけを分かち合おうことにしたんです
チュ君:並はずれて発達した六感。そこに惹かれた?
副社長:君はもともと他人の目を気にしたいタイプだろ?君のスタイル通りただ、そばに置いてただけだ。
(回想)
チュ君:お前嘘をついただろ?
テ嬢:ううん。本当よ。
チュ君:それで?
副社長:セジングループの娘との結婚話が出た時も、別れないと言ったんだ。
(回想)
チュ君:私が手放せないんです。手放せないから、一端結婚して安全な所に確保してずっと付き合いますよ。
副会長:私が見た時のパンシルの話も普通じゃなかったぞ。お前が婚約祝いでもらった陶器を必ず割らなければならないって、叔母の目をしっかり見ながらな。食ってかかったんだ。
(回想)
叔母:それは、チュウォンの婚約祝いとして頂いたんです。
テ嬢:傲慢な態度はなくしてください。私は割らなければいけないと申し上げたはずですけど?
叔母:あんた、どうやってでも、うちのチュウォンの結婚を壊そうっていうの?
テ嬢:危険ですからね。必ず壊します。気を付けてください。
副社長:あの娘が自信満々に言うから、結局君があの陶器を割って、結婚も破棄…
チュ君:本当に危ない遊びを
副社長:どちらにせよ、君がとってもおちていたようだか、また始めるのか?
ビールに手を伸ばす副社長。阻止するチュ君。
チュ君:(お腹を指差す)腹、腹・・・もういいから帰ってください
副社長:分かった。私は皆が知ってる話を客観的に話をしただけだから、主観的なことはきみが考えろ。
チュ君:正気を失う程の遊びの記憶なら、なくなってよかった。
テ嬢宅にて
テ嬢:こういう時にお酒が一杯でも飲めたらいいのに。私がお化けが見える事で、悔しい事って何だか知ってます?怖くてお酒が飲めないことなんですよ。
カン・ウ:チュ社長があなたのシェルターだって言ったでしょ?あの人が側にいたら、何でも出来ただろうに。いなくなっても本当に大丈夫なんですか?
テ嬢:残念なのは残念ですね。一緒に手をにぎってビールの1杯でも飲めたらよかったんだけど。
カン・ウ:心配です。チュ社長に出会う前は怖くてコシテルに引きこもってたじゃないですか。あなたが、またそうなりそうで心配です。
テ嬢:私がね。あの日病院で世界で一番怖い霊魂に会ったんです。あんなに怖いことはなかったわ。またシェルターだとか言って、あの人を私の世界に引っ張りこんだりしません。そう決心したら、他のお化けは怖くないわ。耐えられるわ。
カン・ウ:チュ社長の記憶は全部消えてしまったけど、心を隠すのも痛みを感じるのも全部、あなただけが、耐えなければいけないのを見てるのがとても悔しいです
テ嬢:心を封印して、ちゃんと私が持ってるって言ったじゃないですか。だから全部私が耐えることで計算があってるのよ。
チュ君宅にて
チュ君:ここを刺されて、ここまで貫通したのか?何か穴があいたようだ。あの女に渡したようだが、遊んで捨てただと?もう二度と探しに行こうとするな。
テ嬢宅にて
テ嬢:心配しないでください。もう引き籠ったりしないわ。来年から復学しようかと思ってるの。
カン・ウ:本当ですか?
テ嬢:ええ。もう側にいるお化けに試験の答えを聞ける程だしね
カン・ウ:じゃ、主席になりますね
テ嬢:私、昔も主席だったんですよ。
カン・ウ:自慢ですか?
テ嬢:ええ。ふふ。賞という賞は入賞して本当に立派な人材だったんですよ。
カン・ウ:では諦めずに立派な人材になってください。そうすれば僕が警護しますよ。僕も誰かを守る事に関しては立派な人材なんです。
テ嬢:そうだ。青瓦台を守っても余りある経歴。カン・ウさんに警護してって言う位なら大統領にならないとね。
カン・ウ:ううん。テ・ゴンシルさんなら大統領ではなく、婦人会の会長でもお守りしますよ。じゃ、乾杯!立派な人になりましょう!
コーヒーおばけ登場
テ嬢:や!あなたのコーヒーはここにあるじゃない。どうしてサイダー飲むのよ。(カン・ウへ)あ~私にいつもコーヒーを飲ませろって言う子がいるんですよ。あっ、ここにお化けがいるって言ったら怖いですか?
カン・ウ:いえ、大丈夫です。僕も、だいぶ肝が据わってきました。この程度は発展してこそ守ることのできる人材でしょう。そちらも乾杯。(小声ww)
テ嬢宅にて
テ嬢:大きな太陽は勉強がとっても簡単だったんだから、またうまくやれるわよ。
段ボールの中から、ヒジュに関連する封筒を見てふと取り出す。
(回想)
ヒジュ:チュウォの為に、私にあなたの体を貸して下さい。
テ嬢:また来て、頼んだりしないのね。
コ女史:あの人はちゃんと目覚めて、無事だったようね。
テ嬢:助けていただいて、本当にありがとうございました。
コ女史:あの人の記憶は、そこに封印されているんですが。返していないんですね。そうしたら、あなたはあの人にとって無関係な人のままね。
テ嬢:そうしたくて、返してないんです。
コ女史:おほほ。それは、あなたの思うようにして、私達の契約は忘れてないだろうね?
テ嬢:私が何をしたらいいんですか?
コ女史:まぁ、まずはこのような平凡な生活は諦めるのね。
墓地にて
コ女史:あなたは、私の為に死んだ未婚の女性を集めなさい。私は死婚式の仲介人よ。最近、相手の未婚の女性が足りないのよ。霊魂が集まる所へ行って、嫁を集めにおゆき!
テ嬢:すいませーん。
ここからしばらく見なかったお化け達登場
テ嬢:こちらにまだ結婚されてないお化けの方、いらしゃいませんか? ちょっと私と一緒に行かれる方~。未婚の方いらしゃいませんか?もしかして、結婚されてませんか?
お化け:(首ふる)
テ嬢:あっ!お嬢さん!もしかして亡くなる前に結婚してなかったら、今から結婚されるおつもりはないですか?
コ女史:私が必要な時まで永遠に。あなたは私の為に霊魂を集めるのです、それがあなたがあの人を助ける為にしなければいけない事だから。
イリョンとマネージャー
イリョン:私、そんな映画撮影するの嫌よ!
マネ:どんなにいいチャンスだと思ってるの!ピーター・ジェイソン監督なのよ
イリョン:私、演技はできないわ
マネ:顔とスタイルさえあればいい役なのよ。ボンドガールみたいに世界的に売れるわよ!やるって言おうよ。
イリョン:私をキングダムから引き離そうと?たいしたものね。
マネ:1年だけ行きましょうよ。
イリョン:考えてみるわ。あ、テ・ゴンシルね。何?あの魔女みたいなおばさん、何?
マネ:前にいらしゃる方に紹介してるみたいだけど。
コ女史:息子さんにぴったりの新婦をこちらが、探してまいりました。
女性:あの世でも、うちのスンホンは悲しんでませんよね?
テ嬢:ええ
公園にて
イリョン:カン・ウ。私、アメリカに映画を撮影しに行くかもしれないわ。
カン・ウ:ホントか?お前が出てる映画を見たけど、お前本当に演技いけてなかったぞ。
イリョン:体と顔があるじゃない。あなた私の映画みたの?知らないって言ってたのに。
カン・ウ:テレビでタダでやってたからな。
イリョン:あ~あのメローな映画ね。私には絶対似合わない涙の演技だったから、できなかったのよ。私ね。泣くの大嫌いなのよ!
カン・ウ:ああ。泣きの演技が本当に似合ってなかったな。あんなもの見たから気分が悪くなったぞ。
イリョン:映画の感想が「気分が悪くなった」なの?ひどい書き込みのレベルね。
カン・ウ:どちらにせよ。演技の練習を少しして、国際的なスターになれ。立派にな。お前カッコイイから、うまくいくよ。
イリョン:国際的なスターのボディーガードをしない?
カン・ウ:本当に光栄だが、申し訳ありません、テ・イリョンさん。
イリョン:テ・ゴンシルがあなたの所に行かなかったら、あなたも私のように鶏を追いかける犬になるわ。犬マナーめっ!今日ねこんな風な(目をつりあげて)黒い服をきたおばさんが、とっても金持ちそうな人にテゴンシルを紹介してたわよ。うちの息子をよろしくね。てな感じにね。
カン・ウ:黒い服をきたおばさん?
イリョン:そうよ。嘘じゃないからね。テゴンシルに聞いてみなさいよ。真っ黒なおばさんは何なんだって。ふん!
カン・ウ:あの人か?
コシルテルにて
カン・ウ:テゴンシルさん、雨が降ってるのに、出掛けるんですか?
テ嬢:ちょっと出掛けるところがあって。
カン・ウ:最近勉強がんばってますか?
テ嬢:(微妙・・・)
カン・ウ:もしかして、最近、あの時に会ったコ女史とかいう気分の悪いおばさんと一緒にいるんですか?チュ社長の病院で、あの人に会わなければって言ってたでしょ?その後ずっと会ってるんですか?
テ嬢:ええ。ちょっと頼まれたことがあって。だけど心配しないでください。あの人はむしろ私のことをよく知ってるわ。行ってきますね。
墓地にて
コ女史:平凡な人生などあきらめるがいいわ。永遠にね。
社長室にて
チュ君:上海キングダムの内部のインテリアを任せる建築家をもう一度さがしてください
アン代理:キム室長から、まだ建築家に関する資料をいただいていません。午後のミーティングまでに探してみます。
チュ君:キム室長が録音をしてくれていたはずだが。
録音機を手にするチュ君
キム室長:上海キングダム敷地関連契約書…(早送り)以下、甲とする。キングダム(早送り)
テ嬢:あ、あ、ごほん。今日は喉の風邪をひかれたキム室長の代わりに私が録音いたします。お好きなミの音程でいきますね。ドレミ~♪ミ♪今から読むのは上海キングダムの市場内部調査の内容です。うわ~社長、とても儲けそうですね。うれしいと思いますよ。
貴賓室に足がゆくチュ君
チュ君:ここにいたというのに、何も思い出すことがないな。空っぽだな。
レストランにて
男性:来週結婚します。しかし以前、結婚を約束した女性が、ずっと夢に出てきて
テ嬢:約束した通り、永遠に一緒にいるんだっておしゃってますけど。
男性:はぁーただの言葉の綾なのに。まったく。
テ嬢:私が一度説得してみます。どうせこの方は生きてらしゃる方だし、私が亡くなった方でもう少しお若い方をご紹介すれば、気分がましになりませんか?結婚されるっておしゃってるし、追いかけても無駄ですよ。
叔母とハンナが同じレストランに入ってくる
叔母:うちの甥が仕事でこちらに来るわ。一緒に食事をしても大丈夫でしょ?
ハンナ:私と一緒にいるって話されましたか?
叔母:私が食事をしようって言えば、横に誰がいようと来て食事をするわ。私がハンナさんのことを気に入ってるって言ったでしょ?
ハンナ:テ・ゴンシルさんですね?
叔母:パンシルがコ女史と一緒にいるの?!
ハンナ:お友達ですか?
叔母:いいえ。あの女性はゴーストウエディング プランナーという霊媒師なのよ
ハンナ:霊媒師?
席を立つコ女史とすれ違う叔母
コ女史を呼びとめる
叔母:あの時もコ女史が、必ずあの娘に使いに来さすようにとおしゃいましたよね?もしかして、あの時もお化けとかそういう物に関係があるんですか?だから死んだ子を呼ぶとか何とか言ったのかしら?
男性:だけど、それを私に信じろと言うんですか?
テ嬢:髪はこれ位長くって、前髪があって、明るい方ですよね?
男性:あはははははっ!
テ嬢:ソンス洞に住んでるって。はははは!
男性:本当に私にお化けが憑いてるんですか?
テ嬢:とっても孤独で悲しいって。だから夜に訪ねてきたら、心から慰めてあげてください。
チュ君:うちのキャンディーはここでも、孤独で悲しいってか?俺から離れてから、そんなに経ってないのに、もう寂しいのか?
テ嬢:私、作業中(作業中とは…気に入った人が現れ、恋人関係になる為にあれこれ努力することの意味もあるそうです)なのよ!私に触らないでよ!
男性:そちらも、この方にお会いした経験がおありで?
テ嬢:ええ。こちらの方もあなたと同じ境遇だったんです
男性:確実に離れていきましたか?いえ。ずっと付きまとわれるのかと、本当に怖いんですが、経験者ならそちらは、どうやって引き離したんですか?
チュ君:はーこんな話をしないと駄目か?私は死にかけましたよ。背中にこれ位のドライバーをグサッと刺されて、離れていきましたよ。
男性:ドライバ…
チュ君:死にたくなかったら、早く消えろ!
男性:消えろ…はいはい。
テ嬢:ちょっと、ちょっと…ちょっと誤解されてるようですが、この人は気にしなくても
男性:気になるだろ。気分が悪いぞ。孤独で寂しくても当分は我慢しろ。通帳に金をパンパンにしてやっただろ。
叔母:一緒に食事をしましょうって呼んだよの。いいでしょ?
チュ君:私は何の記憶もないが、どこかで会ったことがあるのか?
ハンナ:一緒の所に住んでるのだから、チュ・ヂュウォンさんが私を見たこと位あるでしょう。だけど私はチュ・ヂュウォンさんを見ると昔から知ってる人のような親近感があるわ
イギリスにて
女性:この写真は私が持ってる一番最近のハンナの写真です
キム室長:これがハンナですか?私が覚えているハンナの顔ではないですが?
女性:ハンナは手術したんです。
キム室長:整形手術を?
女性:ええ。ハンナは以前の顔がとっても嫌だって言って
キム室長:ハンナが韓国にいると言ったでしょ?必ず探して会わなければ。
女性:ハンナの韓国の連絡先を私が教えますよ
キム室長:大丈夫です。どこにいるのか分かります。
レストランにて
叔母:ハンナさん。うちのチュウォンの側にお化けがいるっていう噂、どうしたって気味悪いでしょ。だからさっき、私がコ女史にお願いしたの。
チュ君:何を?
叔母:ある人を呼んでちょうだいって言ったの。お化けが見えるお嬢さんがいらしゃるそうよ。
チュ君:何が見えるって?
叔母:お化け。面白いことになるわよ
テ嬢:ところで、またどこに行くんですか?あのー私、夜毎にお墓に行くのがとっても怖いんです。寝る時は寝ないといけないのに寝れないんです。この顔見てください。私昼に寝なくちゃいけないのに。
コ女史:今度の方は特別な方なのよ
テ嬢:毎回特別な人って…ぶつぶつ
叔母:あ~お越しになりましたか。チュウォン、このお嬢さんがお化けが見えるそうよ。テ・ゴンシルさん、キングダムの特別顧客室で仕事されてましたよね?そんな面白い才能があるのを知らなかったわ。チュウォン、あなたは覚えてないだろうけど、この子はあなたの側にお化けが見えるって付きまとってたそうよ。テ・ゴンシルさん?お化けが見える?ここにもいるの?
テ嬢:ええ。見えるわ。ずっと見えてました。社長のすぐ側にね。チャ・ヒジュさん、私の前に現れないで、私はこれ以上あなたを見たくないのよ。いえ、ここで話をしてください。あなたを殺した犯人は誰なの?私が伝えてあげるわ。ここで話せないなら、私の前に現れないでちょうだい。お願いだから。
チュ君:やめろ。
テ嬢:私は作業中なのよ、触らないでよ!
叔母:チュウォン!
コ女史:あの人がどうして、あのお嬢さんにとって特別なのか分かったわ
チュ君:お化けが見えると?
テ嬢:ええ。私はお化けが見えるの。キャンディは可愛いけど、これは怖いでしょ?事務所も用意してくれたじゃないですか。特別顧客センター。その特別顧客っていうのがお化けですよ。
チュ君:俺がお前にお化けを見ろと指示してたと?
テ嬢:ある時には失ったお金を探す、100億のレーダーだったわ。歩合でもらってたわ。通帳をパンパンにしたお金もそのお金よ。
チュ君:俺が記憶が無い間、理解できない行動は全部お化けのせいだと?
テ嬢:知らない方が良かったのに。知ったら怖いでしょ?
チュ君:俺はそういったのは、少しも怖くない。見える人間が怖い。
テ嬢:ええ。そうよね。それは合ってるわ。私と一緒にいて、怪我をしたのよ。手当も十分で適性も私とぴったりで、押さえつけてでもくっついてやろうって思ってたんだけど、私のせいで怪我をして申し訳なくてね、私がやめたのよ。
チュ君:そして俺の所をやめてコ女史の所に行って再就職したのか?
テ嬢:関係ないでしょ。社長とはこれ以上会わない方がいいわ。知らない振りしてください。
去ろうとするテ嬢の腕を掴むチュ君
テ嬢:触らないで!嫌なのよ!
貴賓室で考えるチュ君
チュ君:100億のレーダー…
コシテルに帰りチュ君を思い出すテ嬢
(回想)
チュ君:あんにょん!100億のレーダー。シェルターが来た。隠れろ。
テ嬢:シェルターにすがっちゃ駄目よ
あーーそして、またそんな悩めるテ嬢の姿を見てました二番手カン・ウ…
そのシワ、人差し指でスリスリしてあげたいです。
ではでは、14話前半ーーー!
あーー時間かかった。
チュ君:お前がテ嬢か?
テ嬢:私を覚えていないのに、ここへどうして来たんですか?
チュ君:俺はお前が誰か知らんが、何だか、とても重要な人のような気がして。お前は俺のなんだ?
テ嬢:何かとても期待して来られたようですが、見ての通りに簡単に考えてください。私はお金のない貧乏な女で、あなたはお金が一杯の立派な社長。私が何なんですか?
チュ君:お前が俺がとても特別な人だといって騒ぎまわっていたそうだが。俺がお前にとって、何が、どうして、どのように特別なんだ?
テ嬢:行き暮れた時にあたなの車に乗り込んだの。キングダムの社長だって。どうやってでも捕まえなきゃって、アルバイトで入って追いかけたわ。私が孤独で寂しそうだから、あなたは私を受け入れはじめたわ。辛い時は助けてくれて、就職もさせてくれて、ホテルでもイベントもしてくれた。そうやって、あなたは私に特別な人になったわ。あなたは。
チュ君:俺がそんなお前をずっと側において置いたと?そんなはずはない。もしかして、この建物はお前のものか?
テ嬢:こんな所に住むなって家も買って、車も買ってやるって、そういえば、おしゃってましたよ。
チュ君:俺が?!その冗談は相当不愉快だな。お前はコシテルに住むキャンディ。俺は金持ちのカモじゃないか。そんなに刺激的でもない女と遊んでたと?俺が?
テ嬢:私が並はずれた六感を繰り出したから
チュ君:お前は、どこを発してみても肉感(六感)はない
テ嬢:おちたわよ。苦労してひっついてたんだし、簡単に離れる考えはなかったけど、あなたが私といて怪我をしたのが申し訳なくて、そちらと離れることにしたんです。通帳にいっぱいにしてくれたお金は、手切れ金だと思って使わせてもらいます。これまでありがとうございました。さようなら。
チュ君:それが本当に全部か?いいだろう。そんな遊びの仲なら、もう一度抱いてみよう。そうすればお前が何だったのか?答えが出るだろう。
テ嬢:私に手を出さないで。終りだって言ったでしょ?
チュ君:そういう関係の終りは、そっちからではなく、こちらから言うもんなんだ。何?つきまとってたやつを側に置いてやっただと?通帳を見ればお前がいくらなのか、すぐに計算がつくが、俺は・・・それが全てじゃない。
記憶がない間、とてもたくさんの事が変わっていた。困惑しているが・・・嫌ではないんだ。もしかして、それはお前のせいなのか?俺はとても大きなものを失くしてしまったようだ。それが、お前にあるのか?
テ嬢:ここに置いてある物があるわ。待ってください。お返しします。
(回想)
チュ君:ビールを頼む。ほら見てみろ、こうしたら場所ができるだろ
テ嬢:持って帰ってください。あなたが私に残していったものはこれが全部よ。簡単に離れる女になってくれっておしゃってましたよ。私もそう思ってますから、帰ってください。
チュ君:本当にこんなものを飲んで、おまえと遊んだのか?そうか、たかがこんな物でよかった。ありがたいな、離れてくれて、そして返してくれて。
テ嬢:もう二度とこないで。
チュ君宅にて
チュ君:テ・ゴンシル・・・あの女の名前、テ・ゴンシルと言っていました。知ってるでしょ?
副社長:お前!?思い出したのか?
チュ君:私の記憶はなく、キム室長は休暇中ですから、いつでも私のことを見てる副社長の記憶を報告してください。私はあの女と遊んでいたんですか?
副社長:あまりにもうわさが広まって、わかる話だから大人の私が見聞きした事を伝えよう。チュ社長、君はずいぶん行ったぞ。
チュ君:つづけて、つづけて
副社長:君も最初はカジュアルに考えていたよだが
(回想)
チュ君:意味のないスキンシップだけを分かち合おうことにしたんです
チュ君:並はずれて発達した六感。そこに惹かれた?
副社長:君はもともと他人の目を気にしたいタイプだろ?君のスタイル通りただ、そばに置いてただけだ。
(回想)
チュ君:お前嘘をついただろ?
テ嬢:ううん。本当よ。
チュ君:それで?
副社長:セジングループの娘との結婚話が出た時も、別れないと言ったんだ。
(回想)
チュ君:私が手放せないんです。手放せないから、一端結婚して安全な所に確保してずっと付き合いますよ。
副会長:私が見た時のパンシルの話も普通じゃなかったぞ。お前が婚約祝いでもらった陶器を必ず割らなければならないって、叔母の目をしっかり見ながらな。食ってかかったんだ。
(回想)
叔母:それは、チュウォンの婚約祝いとして頂いたんです。
テ嬢:傲慢な態度はなくしてください。私は割らなければいけないと申し上げたはずですけど?
叔母:あんた、どうやってでも、うちのチュウォンの結婚を壊そうっていうの?
テ嬢:危険ですからね。必ず壊します。気を付けてください。
副社長:あの娘が自信満々に言うから、結局君があの陶器を割って、結婚も破棄…
チュ君:本当に危ない遊びを
副社長:どちらにせよ、君がとってもおちていたようだか、また始めるのか?
ビールに手を伸ばす副社長。阻止するチュ君。
チュ君:(お腹を指差す)腹、腹・・・もういいから帰ってください
副社長:分かった。私は皆が知ってる話を客観的に話をしただけだから、主観的なことはきみが考えろ。
チュ君:正気を失う程の遊びの記憶なら、なくなってよかった。
テ嬢宅にて
テ嬢:こういう時にお酒が一杯でも飲めたらいいのに。私がお化けが見える事で、悔しい事って何だか知ってます?怖くてお酒が飲めないことなんですよ。
カン・ウ:チュ社長があなたのシェルターだって言ったでしょ?あの人が側にいたら、何でも出来ただろうに。いなくなっても本当に大丈夫なんですか?
テ嬢:残念なのは残念ですね。一緒に手をにぎってビールの1杯でも飲めたらよかったんだけど。
カン・ウ:心配です。チュ社長に出会う前は怖くてコシテルに引きこもってたじゃないですか。あなたが、またそうなりそうで心配です。
テ嬢:私がね。あの日病院で世界で一番怖い霊魂に会ったんです。あんなに怖いことはなかったわ。またシェルターだとか言って、あの人を私の世界に引っ張りこんだりしません。そう決心したら、他のお化けは怖くないわ。耐えられるわ。
カン・ウ:チュ社長の記憶は全部消えてしまったけど、心を隠すのも痛みを感じるのも全部、あなただけが、耐えなければいけないのを見てるのがとても悔しいです
テ嬢:心を封印して、ちゃんと私が持ってるって言ったじゃないですか。だから全部私が耐えることで計算があってるのよ。
チュ君宅にて
チュ君:ここを刺されて、ここまで貫通したのか?何か穴があいたようだ。あの女に渡したようだが、遊んで捨てただと?もう二度と探しに行こうとするな。
テ嬢宅にて
テ嬢:心配しないでください。もう引き籠ったりしないわ。来年から復学しようかと思ってるの。
カン・ウ:本当ですか?
テ嬢:ええ。もう側にいるお化けに試験の答えを聞ける程だしね
カン・ウ:じゃ、主席になりますね
テ嬢:私、昔も主席だったんですよ。
カン・ウ:自慢ですか?
テ嬢:ええ。ふふ。賞という賞は入賞して本当に立派な人材だったんですよ。
カン・ウ:では諦めずに立派な人材になってください。そうすれば僕が警護しますよ。僕も誰かを守る事に関しては立派な人材なんです。
テ嬢:そうだ。青瓦台を守っても余りある経歴。カン・ウさんに警護してって言う位なら大統領にならないとね。
カン・ウ:ううん。テ・ゴンシルさんなら大統領ではなく、婦人会の会長でもお守りしますよ。じゃ、乾杯!立派な人になりましょう!
コーヒーおばけ登場
テ嬢:や!あなたのコーヒーはここにあるじゃない。どうしてサイダー飲むのよ。(カン・ウへ)あ~私にいつもコーヒーを飲ませろって言う子がいるんですよ。あっ、ここにお化けがいるって言ったら怖いですか?
カン・ウ:いえ、大丈夫です。僕も、だいぶ肝が据わってきました。この程度は発展してこそ守ることのできる人材でしょう。そちらも乾杯。(小声ww)
テ嬢宅にて
テ嬢:大きな太陽は勉強がとっても簡単だったんだから、またうまくやれるわよ。
段ボールの中から、ヒジュに関連する封筒を見てふと取り出す。
(回想)
ヒジュ:チュウォの為に、私にあなたの体を貸して下さい。
テ嬢:また来て、頼んだりしないのね。
コ女史:あの人はちゃんと目覚めて、無事だったようね。
テ嬢:助けていただいて、本当にありがとうございました。
コ女史:あの人の記憶は、そこに封印されているんですが。返していないんですね。そうしたら、あなたはあの人にとって無関係な人のままね。
テ嬢:そうしたくて、返してないんです。
コ女史:おほほ。それは、あなたの思うようにして、私達の契約は忘れてないだろうね?
テ嬢:私が何をしたらいいんですか?
コ女史:まぁ、まずはこのような平凡な生活は諦めるのね。
墓地にて
コ女史:あなたは、私の為に死んだ未婚の女性を集めなさい。私は死婚式の仲介人よ。最近、相手の未婚の女性が足りないのよ。霊魂が集まる所へ行って、嫁を集めにおゆき!
テ嬢:すいませーん。
ここからしばらく見なかったお化け達登場
テ嬢:こちらにまだ結婚されてないお化けの方、いらしゃいませんか? ちょっと私と一緒に行かれる方~。未婚の方いらしゃいませんか?もしかして、結婚されてませんか?
お化け:(首ふる)
テ嬢:あっ!お嬢さん!もしかして亡くなる前に結婚してなかったら、今から結婚されるおつもりはないですか?
コ女史:私が必要な時まで永遠に。あなたは私の為に霊魂を集めるのです、それがあなたがあの人を助ける為にしなければいけない事だから。
イリョンとマネージャー
イリョン:私、そんな映画撮影するの嫌よ!
マネ:どんなにいいチャンスだと思ってるの!ピーター・ジェイソン監督なのよ
イリョン:私、演技はできないわ
マネ:顔とスタイルさえあればいい役なのよ。ボンドガールみたいに世界的に売れるわよ!やるって言おうよ。
イリョン:私をキングダムから引き離そうと?たいしたものね。
マネ:1年だけ行きましょうよ。
イリョン:考えてみるわ。あ、テ・ゴンシルね。何?あの魔女みたいなおばさん、何?
マネ:前にいらしゃる方に紹介してるみたいだけど。
コ女史:息子さんにぴったりの新婦をこちらが、探してまいりました。
女性:あの世でも、うちのスンホンは悲しんでませんよね?
テ嬢:ええ
公園にて
イリョン:カン・ウ。私、アメリカに映画を撮影しに行くかもしれないわ。
カン・ウ:ホントか?お前が出てる映画を見たけど、お前本当に演技いけてなかったぞ。
イリョン:体と顔があるじゃない。あなた私の映画みたの?知らないって言ってたのに。
カン・ウ:テレビでタダでやってたからな。
イリョン:あ~あのメローな映画ね。私には絶対似合わない涙の演技だったから、できなかったのよ。私ね。泣くの大嫌いなのよ!
カン・ウ:ああ。泣きの演技が本当に似合ってなかったな。あんなもの見たから気分が悪くなったぞ。
イリョン:映画の感想が「気分が悪くなった」なの?ひどい書き込みのレベルね。
カン・ウ:どちらにせよ。演技の練習を少しして、国際的なスターになれ。立派にな。お前カッコイイから、うまくいくよ。
イリョン:国際的なスターのボディーガードをしない?
カン・ウ:本当に光栄だが、申し訳ありません、テ・イリョンさん。
イリョン:テ・ゴンシルがあなたの所に行かなかったら、あなたも私のように鶏を追いかける犬になるわ。犬マナーめっ!今日ねこんな風な(目をつりあげて)黒い服をきたおばさんが、とっても金持ちそうな人にテゴンシルを紹介してたわよ。うちの息子をよろしくね。てな感じにね。
カン・ウ:黒い服をきたおばさん?
イリョン:そうよ。嘘じゃないからね。テゴンシルに聞いてみなさいよ。真っ黒なおばさんは何なんだって。ふん!
カン・ウ:あの人か?
コシルテルにて
カン・ウ:テゴンシルさん、雨が降ってるのに、出掛けるんですか?
テ嬢:ちょっと出掛けるところがあって。
カン・ウ:最近勉強がんばってますか?
テ嬢:(微妙・・・)
カン・ウ:もしかして、最近、あの時に会ったコ女史とかいう気分の悪いおばさんと一緒にいるんですか?チュ社長の病院で、あの人に会わなければって言ってたでしょ?その後ずっと会ってるんですか?
テ嬢:ええ。ちょっと頼まれたことがあって。だけど心配しないでください。あの人はむしろ私のことをよく知ってるわ。行ってきますね。
墓地にて
コ女史:平凡な人生などあきらめるがいいわ。永遠にね。
社長室にて
チュ君:上海キングダムの内部のインテリアを任せる建築家をもう一度さがしてください
アン代理:キム室長から、まだ建築家に関する資料をいただいていません。午後のミーティングまでに探してみます。
チュ君:キム室長が録音をしてくれていたはずだが。
録音機を手にするチュ君
キム室長:上海キングダム敷地関連契約書…(早送り)以下、甲とする。キングダム(早送り)
テ嬢:あ、あ、ごほん。今日は喉の風邪をひかれたキム室長の代わりに私が録音いたします。お好きなミの音程でいきますね。ドレミ~♪ミ♪今から読むのは上海キングダムの市場内部調査の内容です。うわ~社長、とても儲けそうですね。うれしいと思いますよ。
貴賓室に足がゆくチュ君
チュ君:ここにいたというのに、何も思い出すことがないな。空っぽだな。
レストランにて
男性:来週結婚します。しかし以前、結婚を約束した女性が、ずっと夢に出てきて
テ嬢:約束した通り、永遠に一緒にいるんだっておしゃってますけど。
男性:はぁーただの言葉の綾なのに。まったく。
テ嬢:私が一度説得してみます。どうせこの方は生きてらしゃる方だし、私が亡くなった方でもう少しお若い方をご紹介すれば、気分がましになりませんか?結婚されるっておしゃってるし、追いかけても無駄ですよ。
叔母とハンナが同じレストランに入ってくる
叔母:うちの甥が仕事でこちらに来るわ。一緒に食事をしても大丈夫でしょ?
ハンナ:私と一緒にいるって話されましたか?
叔母:私が食事をしようって言えば、横に誰がいようと来て食事をするわ。私がハンナさんのことを気に入ってるって言ったでしょ?
ハンナ:テ・ゴンシルさんですね?
叔母:パンシルがコ女史と一緒にいるの?!
ハンナ:お友達ですか?
叔母:いいえ。あの女性はゴーストウエディング プランナーという霊媒師なのよ
ハンナ:霊媒師?
席を立つコ女史とすれ違う叔母
コ女史を呼びとめる
叔母:あの時もコ女史が、必ずあの娘に使いに来さすようにとおしゃいましたよね?もしかして、あの時もお化けとかそういう物に関係があるんですか?だから死んだ子を呼ぶとか何とか言ったのかしら?
男性:だけど、それを私に信じろと言うんですか?
テ嬢:髪はこれ位長くって、前髪があって、明るい方ですよね?
男性:あはははははっ!
テ嬢:ソンス洞に住んでるって。はははは!
男性:本当に私にお化けが憑いてるんですか?
テ嬢:とっても孤独で悲しいって。だから夜に訪ねてきたら、心から慰めてあげてください。
チュ君:うちのキャンディーはここでも、孤独で悲しいってか?俺から離れてから、そんなに経ってないのに、もう寂しいのか?
テ嬢:私、作業中(作業中とは…気に入った人が現れ、恋人関係になる為にあれこれ努力することの意味もあるそうです)なのよ!私に触らないでよ!
男性:そちらも、この方にお会いした経験がおありで?
テ嬢:ええ。こちらの方もあなたと同じ境遇だったんです
男性:確実に離れていきましたか?いえ。ずっと付きまとわれるのかと、本当に怖いんですが、経験者ならそちらは、どうやって引き離したんですか?
チュ君:はーこんな話をしないと駄目か?私は死にかけましたよ。背中にこれ位のドライバーをグサッと刺されて、離れていきましたよ。
男性:ドライバ…
チュ君:死にたくなかったら、早く消えろ!
男性:消えろ…はいはい。
テ嬢:ちょっと、ちょっと…ちょっと誤解されてるようですが、この人は気にしなくても
男性:気になるだろ。気分が悪いぞ。孤独で寂しくても当分は我慢しろ。通帳に金をパンパンにしてやっただろ。
叔母:一緒に食事をしましょうって呼んだよの。いいでしょ?
チュ君:私は何の記憶もないが、どこかで会ったことがあるのか?
ハンナ:一緒の所に住んでるのだから、チュ・ヂュウォンさんが私を見たこと位あるでしょう。だけど私はチュ・ヂュウォンさんを見ると昔から知ってる人のような親近感があるわ
イギリスにて
女性:この写真は私が持ってる一番最近のハンナの写真です
キム室長:これがハンナですか?私が覚えているハンナの顔ではないですが?
女性:ハンナは手術したんです。
キム室長:整形手術を?
女性:ええ。ハンナは以前の顔がとっても嫌だって言って
キム室長:ハンナが韓国にいると言ったでしょ?必ず探して会わなければ。
女性:ハンナの韓国の連絡先を私が教えますよ
キム室長:大丈夫です。どこにいるのか分かります。
レストランにて
叔母:ハンナさん。うちのチュウォンの側にお化けがいるっていう噂、どうしたって気味悪いでしょ。だからさっき、私がコ女史にお願いしたの。
チュ君:何を?
叔母:ある人を呼んでちょうだいって言ったの。お化けが見えるお嬢さんがいらしゃるそうよ。
チュ君:何が見えるって?
叔母:お化け。面白いことになるわよ
テ嬢:ところで、またどこに行くんですか?あのー私、夜毎にお墓に行くのがとっても怖いんです。寝る時は寝ないといけないのに寝れないんです。この顔見てください。私昼に寝なくちゃいけないのに。
コ女史:今度の方は特別な方なのよ
テ嬢:毎回特別な人って…ぶつぶつ
叔母:あ~お越しになりましたか。チュウォン、このお嬢さんがお化けが見えるそうよ。テ・ゴンシルさん、キングダムの特別顧客室で仕事されてましたよね?そんな面白い才能があるのを知らなかったわ。チュウォン、あなたは覚えてないだろうけど、この子はあなたの側にお化けが見えるって付きまとってたそうよ。テ・ゴンシルさん?お化けが見える?ここにもいるの?
テ嬢:ええ。見えるわ。ずっと見えてました。社長のすぐ側にね。チャ・ヒジュさん、私の前に現れないで、私はこれ以上あなたを見たくないのよ。いえ、ここで話をしてください。あなたを殺した犯人は誰なの?私が伝えてあげるわ。ここで話せないなら、私の前に現れないでちょうだい。お願いだから。
チュ君:やめろ。
テ嬢:私は作業中なのよ、触らないでよ!
叔母:チュウォン!
コ女史:あの人がどうして、あのお嬢さんにとって特別なのか分かったわ
チュ君:お化けが見えると?
テ嬢:ええ。私はお化けが見えるの。キャンディは可愛いけど、これは怖いでしょ?事務所も用意してくれたじゃないですか。特別顧客センター。その特別顧客っていうのがお化けですよ。
チュ君:俺がお前にお化けを見ろと指示してたと?
テ嬢:ある時には失ったお金を探す、100億のレーダーだったわ。歩合でもらってたわ。通帳をパンパンにしたお金もそのお金よ。
チュ君:俺が記憶が無い間、理解できない行動は全部お化けのせいだと?
テ嬢:知らない方が良かったのに。知ったら怖いでしょ?
チュ君:俺はそういったのは、少しも怖くない。見える人間が怖い。
テ嬢:ええ。そうよね。それは合ってるわ。私と一緒にいて、怪我をしたのよ。手当も十分で適性も私とぴったりで、押さえつけてでもくっついてやろうって思ってたんだけど、私のせいで怪我をして申し訳なくてね、私がやめたのよ。
チュ君:そして俺の所をやめてコ女史の所に行って再就職したのか?
テ嬢:関係ないでしょ。社長とはこれ以上会わない方がいいわ。知らない振りしてください。
去ろうとするテ嬢の腕を掴むチュ君
テ嬢:触らないで!嫌なのよ!
貴賓室で考えるチュ君
チュ君:100億のレーダー…
コシテルに帰りチュ君を思い出すテ嬢
(回想)
チュ君:あんにょん!100億のレーダー。シェルターが来た。隠れろ。
テ嬢:シェルターにすがっちゃ駄目よ
あーーそして、またそんな悩めるテ嬢の姿を見てました二番手カン・ウ…
by yuuryon
| 2013-09-29 21:06
| 主君の太陽14話